
○TODAY関数 〜現在の日付を表示〜
=TODAY()
『現在の日付を表示』
例)
入力:=TODAY()
結果:2009/07/21
○NOW関数 〜現在の日付と時刻を表示〜
=NOW()
『現在の日付と時刻を表示』
例)
入力:=NOW()
結果:2009/07/21 12:10
○YEAR関数 〜年〜
=YEAR(日付データ)
『日付データから「年」の数値だけを取り出す』
例)
今日は何年か
=YEAR(TODAY())
○MONTH関数 〜月〜
=MONTH(日付データ)
『日付データから「月」の数値だけを取り出す』
例)
今日は何月か
=MONTH(NOW())
○DAY関数 〜日〜
=DAY(日付データ)
『日付データから「日」の数値だけを取り出す』
例)
セルB2[2007/7/21]の日付だけを取り出す
=DAY(B2)
○WEEKDAY関数 〜曜日〜
=WEEKDAY(日付データ)
『日付データに応じた曜日に対応した数値を返す』
日曜日=1、月曜日=2、火曜日=3、水曜日=4、木曜日=5、金曜日=6、土曜日=7
例)
今日は何曜日か
=WEEKDAY(TODAY())
○HOUR関数 〜時〜
=HOUR(時刻データ)
『日付データから「時」の数値だけを取り出す』
例)
今、何時か
=HOUR(NOW())
○MINITE関数 〜分〜
=MINITE(時刻データ)
『日付データから「分」の数値だけを取り出す』
例)
セルB2[10:10:30]の日付だけを取り出す
=DAY(B2)
○SECOND関数 〜秒〜
=SECOND(時刻データ)
『日付データから「秒」の数値だけを取り出す』
例)
入力:=SECOND("10時10分30秒")
結果:30
○DATE関数 〜年月日〜
=DATE(年,月,日)
『年月日を指定して日付データに』
例)
今日から100日後は何年の何月何日か
=DATE(YEAR(TODAY()),MONTH(TODAY()),DAY(TODAY())+100
○TIME関数 〜時刻〜
=TIME(時、分、秒)
『時分秒を指定して時刻データに』
例)
入力:=TIME(10,10,30)
結果:10:10:30
○DATEVALUE関数 〜年月日のシリアル値〜
=DATEVALUE(日付の文字列)
『指定した日付文字列から日付のシリアル値を求める』
例)
今日から100日後は何年の何月何日か
入力:=DATEVALUE("平成21年11月1日")-DATEVALUE("平成21年9月5日")
結果:57
○TIMEVALUE関数 〜時刻のシリアル値〜
=TIMEVALUE(時刻の文字列)
『指定した時刻文字列から時刻のシリアル値を求める』
時刻のシリアル値=(〔時〕÷24)+(〔分〕÷24÷60)+(〔時〕÷24÷60÷60)
例)
=(TIMEVALUE(D3)-TIMEVALUE(C3))*24
○DAYS360関数 〜期間の長さを調べる〜
=DAYS360(開始日文字列,終了日文字列)
『1年を360日として「開始日」から「終了日」間での日数を求める』
例)
2009年1月1日から今日は何日目か
=DAYS360("2009/1/1",TODAY())
○DATEDIF関数 〜期間の長さを調べる〜
=DATEIF(開始日文字列,終了日文字列,単位)
『開始日から終了日までの日数を数えて、指定した単位で表す』
単位は "Y"で年数、"M"で月、"D"で日数
例)
2000年1月1日から今日は何ヶ月目か
=DATEDIF(2000/1/1,TODAY(),"M")

○SUM関数 〜合計〜
=SUM(範囲)
『範囲中の数値の合計を計算する』
例)
セルB3からD3までの合計を計算する
=SUM(B3:D3)
○SUMIF関数 〜条件に合う数値の合計〜
=SUMIF(検索範囲,検索条件,合計範囲)
『検索範囲の中で条件を満たすセルを探し、そのセルに対応する位置にある合計範囲内のセルを合計する。』
例)
セルA1からA5までの範囲で合格と記されているものに対応するセルB1からB5の数値を合計する
= SUMIF(A1:A5,"合格",B1:B5)
○PRODUCT関数 〜複数の数値の積〜
=PRDUCT(範囲)
『範囲中の数値の積を求める』
例)
セルB3からD3までの積は
=PRDUCT(B3:D3)
○SUMPRODUCT関数 〜配列要素の積〜
=SUMPRDUCT(配列1,配列2,・・,配列30)
『各配列の同じ位置にある要素同士を掛け合わせ、その合計を求める』
例)
単価(B3:B9)、数量(C3:C9)、割引率(D3:D9)から総額を計算する
=SUMPRDUCT(B3:B9,C3:C9,1-D3:D9)
○SUMSQ関数 〜数値の2乗和〜
=SUMSQ(範囲)
『範囲中の数値の2乗和を求める』
例)
セルB3からD3までの2乗和は
=SUMSQ(B3:D3)
○INT関数 〜小数点以下切り捨て〜
=INT(数値)
『小数点以下を切り捨てる』
例)
10÷3の商を求めよ
=INT(10/3)
○MOD関数 〜割り算の余り〜
=MOD(数値,除数)
『数値を、除数で割ったときの余りを求める』
例)
58を10で割ったときの余りを求めよ
=MOD(58,10)
○ABS関数 〜絶対値〜
=ABS(数値)
『数値の絶対値を求める』
例)
入力:=ABS(-1)
結果:1
○SIGN関数 〜数値の符号〜
=SIGN(範囲)
『数値の符号が正(+)か負(-)かを調べる』
戻り値は、正の数なら1、負の数なら-1、0なら0
例)
セルB3の値はプラスorマイナス
=SIGN(B3)
○ROUND関数 〜桁数四捨五入〜
=ROUND(数値,桁数)
『数値を指定した桁数で四捨五入する』
○ROUNDUP関数 〜桁数切り上げ〜
=ROUNDUP(数値,桁数)
『数値を指定した桁数で切り上げる』
○ROUNDDOWN関数 〜桁数切捨て〜
=ROUNDDOWN(数値,桁数)
『数値を指定した桁数で切り捨てる』
整数部を切り捨てる場合、桁数をマイナスにする
例)
セルF6の数値を小数点第2で四捨五入する
=ROUND(F6, 2)
例)
セルF5の数値を小数点以下切り上げ
=ROUNDUP(F5, 0)
例)
セルF4の数値を100桁未満切捨てる
=ROUNDDOWN(F4,-2)
○TRUNC関数 〜桁数の切捨て〜
=TRUNC(数値,桁数)
『数値を指定した桁数で切り捨てる』 ROUNDDOWN関数と同じ
整数部を切り捨てる場合、桁数をマイナスにする
例)
セルB3からD3までの合計を計算する
入力:=TRUNC(1234,-2)
結果:1200
○CEILING関数 〜基準値の倍数で切り上げ〜
=CEILING(数値,基準値)
『数値を指定した基準値の倍数になるように切り上げる』
○FLOOR関数 〜基準値の倍数で切り捨て〜
=FLOOR(数値,基準値)
『数値を指定した基準値の倍数になるように切り捨てる』
例)
5の倍数になるように下切り上げ
入力:=CELING(23, 5)
結果:25
例)
5の倍数になるように下切り下げ
入力:=FLOOR(23, 5)
結果:20
○EVEN関数 〜偶数〜
=EVEN(数値)
『数値を切り上げ、その数値に最も近い奇数を求める』
例)
入力:=EVEN(12)
結果:13
○ODD関数 〜奇数〜
=ODD(数値)
『数値を切り上げ、その数値に最も近い奇数を求める』
例)
入力:=ODD(13)
結果:12
○POWER関数 〜べき乗〜
=POWER(数値,指数)
『数値を底とする指数乗を求める』
例)
入力:=POWER(2,5)
結果:32
○EXP関数 〜指数関数〜
=EXP(数値)
『自然対数の底「e」を底とするべき乗を求める』
例)
入力:=EXP(1)
結果:2.71828・・
○LOG関数 〜対数関数〜
=LOG(数値,底)
『指定した数値を底とする対数を求める』
例)
入力:=LOG(4,2)
結果:2
○LN関数 〜自然対数〜
=LN(数値)
『数値の自然対数を求める、自然対数の底は「e」』
例)
入力:=LN(100)
結果:4.70517・・
○LOG10関数 〜常用対数〜
=LOG10(数値)
『底を10とする数値の常用対数を求める』
例)
入力:=LOG10(10000)
結果:4
○RAND関数 〜乱数〜
=RAND()
『0以上1未満の範囲で実数の乱数を発生する』
例)
入力:=RAND()
結果:0.53392・・(ワークシートが再計算されるたびに、新しい乱数を返す)
○PI関数 〜円周率〜
=PI()
『円周率(π=3.1415・・・)の近似値を求める』
例)
入力:=PI()
結果:3.141592・・
○SQRT関数 〜平方根〜
=SQRT(数値)
『数値の平方根(ルート)を求める、数値は正の数のみ』
例)
入力:=SQRT(25)
結果:5
○MDETERM関数 〜配列〜
=MDETERM(配列)
『行数と列数が等しい正方行列の行列式を求める』
例)
3行3列の行列計算
入力:=MDETERM(5,1,3;4,-6,4;2,1,1)
結果:2
○MINVERSE関数 〜逆配列〜
=MINVERSE(配列)
『行数と列数が等しい正方行列の逆行列を求める』
例)
入力:=MINVERSE(A3:C5)
○MMULT関数 〜行列積〜
=MMULT(配列1,配列2)
『配列1、配列2の行列積を求める』
*配列数式*
・あらかじめ結果を表示する範囲を指定してから入力します。
・入力の終了には〔Shift〕+〔Ctrl〕+〔Enter〕キーを押す。
・修正時は配列範囲を選択して〔F2〕キーを押して修正し、
終了には〔Shift〕+〔Ctrl〕+〔Enter〕キーを押す。
例)
入力:=MINVERSE(A3:C5,E3:F5)
○FACT関数 〜階乗〜
=FACT(数値)
『数値の階乗「n!」を求める』
例)
入力:=FACT(4)
結果:24 (=4*3*2*1)
○PERMUT関数 〜順列〜
=PERMUT(総数,抜き取り数)
『総数個の中から抜き取り数個を抜き出した時、何種類の順列(並べ方)があるか求める』
n!/(n-k)!
例)
入力:=PERMUT(5,2)
結果:20 (=(5*4*3*2*1)/(3*2*1))
○COMBIN関数 〜組み合わせ〜
=COMBIN(総数,抜き取り数)
『総数個の中から抜き取り数個を抜き出した時、何種類の組み合わせがあるか求める』
n!/k!(n-k)!
例)
入力:=COMBIN(5,2)
結果:10 (=(5*4*3*2*1)/(2*1)(3*2*1))
○ROMAN関数 〜アラビア数字をローマ数字〜
=ROMAN(数値)
『アラビア数字をローマ数値に変換する』
例)
入力:=ODD(13)
結果:12
○RADIANS関数 〜ラジアン単位〜
=RADIANS(角度)
『度単位の数値をラジアン単位に変換、1ラジアン=(180°/π)』
例)
入力:=RADIANS(90)
結果:1.570796
○DEGREES関数 〜度単位〜
=DEGREES(角度)
『ラジアン単位の数値を度単位に変換、1°=(π/180)ラジアン』
例)
入力:=DEGREES(3.141592)
結果:180
○SIN関数 〜正弦(サイン)〜
=SIN(数値)
『数値の正弦(サイン)をラジアン単位で求める』
例)
入力:=SIN(3)
結果:0.1411200・・
○COS関数 〜余弦(コサイン)〜
=COS(数値)
『数値の余弦(コサイン)をラジアン単位で求める』
例)
入力:=COS(3)
結果:−0.98999・・
○TAN関数 〜正接(タンジェント)〜
=TAN(数値)
『数値の正接(タンジェント)をラジアン単位で求める』
例)
入力:=TAN(1.3)
結果:3.602102・・
○ASIN関数 〜逆正弦(アークサイン)〜
=ASIN(数値)
『数値の逆正弦(アークサイン)をラジアン単位で求める』
数値は-1〜1の範囲で指定
例)
入力:=ASIN(0.8)
結果:0.92729・・・
○ACOS関数 〜逆余弦(アークコサイン)〜
=ACOS(数値)
『数値の逆余弦(アークコサイン)をラジアン単位で求める』
数値は-1〜1の範囲で指定
例)
入力:=ACOS(0.8)
結果:0.6435010・・
○ATAN関数 〜逆正接(アークタンジェント)〜
=ATAN(数値)
『数値の逆正接(アークタンジェント)をラジアン単位で求める』
数値は-1〜1の範囲で指定
例)
入力:=ATAN(1.2)
結果:0.876058・・

○IF関数 〜条件分岐〜
=IF(論理式,真の場合,偽の場合)
『もし論理式を満たせば真の場合の値を、そうでなければ偽の場合の値を返す』
例)
もしD4の値が80以上なら、”合格”を表示し、そうでなければ"不合格"を表示する
=IF(D4>=80,"合格","不合格")
○AND関数 〜すべての条件が成り立つか〜
=AND(論理式,論理式,・・・,論理式)
『論理式がすべて真であればTRUEを返し、1つでも偽ならFALSEを返す』
例)
すべての科目が60以上か調査する
=AND(A2>=60,B2>=60,C2>=60,D2>=60)
○OR関数 〜条件が1つ以上成り立つか〜
=OR(論理式,論理式,・・・,論理式)
『論理式が1つでも真であればTRUEを返し、すべて偽ならFALSEを返す』
例)
3回のうち、1度でも90より大きければOKと表示、そうでなければ空白
=IF(OR(A3>90,B3>90,C3>90),"OK","")
○NOT関数 〜条件が満たされないことを判定〜
=NOT(論理式)
『論理式が真ならFALSEを、偽ならばTRUEを返す』
例)
×と書かれていればFALSEを、そうでなければTRUEを返す
=NOT(D5="×")

○COUNT関数 〜データがあるセルを数える〜
=COUNT(範囲)
『範囲の中で、数値や式などのデータが入力されているセルの数を数える』
例)
セルB4からB10までの範囲でデータが入力されているセルの数はいくつか
= COUNT (B4:B10)
○COUNTA関数 〜空白以外のセルを数える〜
=COUNTA(範囲)
『範囲の中で、空白以外が入力されているセルの数を数える』
COUNT関数との違いは数値以外の文字列や論理値などもカウント
例)
セルB4からB10までの範囲で何か入力されているセルの数はいくつか
= COUNTA(B4:B10)
○COUNTBLANK関数 〜空白セルを数える〜
=COUNTBLANK(範囲)
『範囲の中で、空白セルの数を数える』
COUNT関数との違いは数値以外の文字列などもカウント
例)
セルB4からB10までの未入力のセルはいくつあるか
= COUNTBLANK(B4:B10)
○COUNTIF関数 〜条件に合うデータを数える〜
=COUNTIF(範囲,検索条件)
『範囲の中で、検索条件に合うセルの個数を数える』
例)
セルA1からA8の範囲で10以上の数がいくつあるか
=COUNTIF(A1:A8, ">=10")
○FREQUENCY関数 〜度数分布表〜
=FEEQUENCY(データ範囲,区間配列)
『データ範囲内の各データでどの区間に含まれるかの個数を求める』
例)
=FEEQUENCY(A2:F10,A2:A15)
○AVERAGE関数 〜数値データの平均〜
=AVERAGE(範囲)
『指定した範囲の数値データの平均を求める』
例)
セルE3からE10までの範囲の平均を求める
=AVERAGE(E3:E10)
○AVERAGEA関数 〜空白以外の平均〜
=AVERAGE(範囲)
『指定した範囲の空白以外の平均を求める』
AVERAGE関数との違いは文字列は0、論理値TRUEは1、FALSEは0として平均する
例)
セルE3からE10までの範囲の平均を求める
=AVERAGEA(E3:E10)
○TRIMMEAN関数 〜異常値を除いた平均〜
=TRIMMEAN(範囲,割合)
『数値データの上限と下限のデータを除いた平均を求める』
割合:たとえば0.2を指定すると上下合わせて20%のデータを除外。つまり、上位10%と下位10%を除く。
例)
セルE3からE10までの範囲で上下10%ずつを除いた平均を求める
=AVERAGEA(E3:E10,0.2)
○MEDIAN関数 〜中央値〜
=MEDIAN(範囲)
『数値データを順番に並べた時の中央の位置にある値を求める』
例)
セルE3からE10までのデータで中央値を求めよ
=MEDIAN(E3:E10)
○MODE関数 〜最頻値〜
=MODE(範囲)
『数値データの中で最も頻繁に出現する値を求める』
例)
セルE3からE10までのデータで一番多く利用されている値を求めよ
=MODE(E3:E10)
○MAX関数 〜最大値〜
=MAX(範囲)
『範囲内で最大の値は何か?』
例)
セルA1からA5の中の最大値を表示
=MAX($A$1:$A$5)
○MIN関数 〜最小値〜
=MIN(範囲)
『範囲内で最小の値は何か?』
例)
セルA1からA5の中の最小値を表示
=MIN($A$1:$A$5)
○RANK関数 〜順位を決める〜
=RANK(数値,範囲[,順序])
『数値が範囲の中で何番目か?』
順序:(省略可)0で大きい順「降順」
1で小さい順「昇順」
例)
セルE3からE8の間でセルE5は何番目か
=RANK(E5,$E$3: $E$8)
○LARGE関数 〜上位からの順位〜
=LARGE(範囲、順位)
『範囲の中で指定した順位(大きい順)に該当する値を求める』
例)
セルE3からE10までのデータで5番目に大きい値を求めよ
=LARGE(E3:E10,5)
○SMALL関数 〜下位からの順位〜
=SMALL(範囲、順位)
『範囲の中で指定した順位(小さい順)に該当する値を求める』
例)
セルE3からE10までのデータでブービー賞の値を求めよ
=SMALL(E3:E10,2)

○VLOOKUP関数 〜縦方向に検索〜
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索の型])
『範囲の先頭の列を縦方向に検索し、検索値に一致する値を探し、見つかったセルと同じ行で指定した
列番号の位置にある値を取り出す 』
検索の型 TRUEまたは省略・・検索値に一致する値を検索。
ただし一致する値がないときは検索値未満の最大値を検索。
FALSE・・・・・・・・・検索値に一致する値のみ検索。
例)
範囲{A6:C13}の中で商品名{A2}を検索しその価格{範囲の3列目}を取り出す。
=VLOOKUP(A2,A6:C13,3,FALSE)
○HLOOKUP関数 〜横方向に検索〜
=HLOOKUP(検索値,範囲,行番号,[検索の型])
『範囲の先頭の行を横方向に検索し、検索値に一致する値を探し、見つかったセルと同じ列で指定した
行番号の位置にある値を取り出す 』
検索の型 TRUEまたは省略・・検索値に一致する値を検索。
ただし一致する値がないときは検索値未満の最大値を検索。
FALSE・・・・・・・・・検索値に一致する値のみ検索。
例)
範囲{A6:C13}の中で商品名{A2}を検索しその価格{範囲の3行目}を取り出す。
=VLOOKUP(A2,A6:C13,3,FALSE)
○LOOKUP関数 〜1行または1列の範囲を検索〜
=LOOKUP(検査値,検査範囲,対応範囲)
『検査値を検査範囲から検索し、対応範囲の同じ位置にある値を取り出す』
=LOOKUP(検査値,配列])
『検査値を配列の先頭のセルから検索し、見つかった配列の同じ位置にある最後のセルを取り出す』
例)
氏名{A2}を検査範囲{B5:B15}から検索しその人の判定結果を取り出す。
=LOOKUP(A2,B5:B15,C5:C15)
○INDEX関数 〜行と列で指定した位置の値〜
=INDEX(配列範囲,行番号,列番号)
『配列範囲の中の、指定した行番号と列番号の交わる位置にあるセルの値を求める』
例)
会員カードの色で割引率を求める
=INDEX({"ブラック","30%";"ゴールド","30%""ブルー","30%"},B2、2)
○CHOOSE関数 〜リストから指定したデータを取り出す〜
=CHOOSE(インデックス,値1,[値2],・・・[値29])
『インデックスで指定した位置にあるデータを返す』
例)
入力したコードに対応した役職を検索
=CHOOSE(A2,"社長","部長","課長","係長","")
○MATCH関数 〜検査地の相対位置〜
=MATCH(検査値,検査範囲,[照合の型])
『検査値を検査範囲の中の何番目のセルであるかを求める』
照合の型 1または省略・・検査値以下の最大値を検索
0 ・・・・・・・・検査値に一致する値のみ検索
-1 ・・・・・・・・検査値以上の最小値を検索
例)
セルF10に入力された検索値をA2:A15の範囲から検査し、先頭から何番目か?
=MATCH(F10,A2:A15,0)
○ADDRESS関数 〜行番号と列番号よりセル番地〜
=ADDRESS(行番号,列番号,[参照の型],[参照形式],[シート名])
『行番頭と列番号を元に、セル参照を表す文字列を求める』
参照の型 1、省略・・絶対参照($A$1)
2・・・・・・・行は絶対参照、列は相対参照(A$1)
3・・・・・・・行は絶対参照、列は相対参照($A1)
4・・・・・・・相対参照行(A1)
参照形式 TRUE・・・A1形式
FALSE・・R1C1形式
例)
入力:=ADDRESS(6,5,1)
結果:$E$6
○OFFSET関数 〜行と列で指定したセルを参照〜
=OFFSET(基準となるセル,行数,列数,[高さ],[幅])
『基準となるセルから指定された行数と列う数文移動したセルを参照し求める。
また、高さと幅を参照するとセルの範囲を参照し求める。』
例)
A7から3行4列の位置にあるセルの値は何か?
=OFFSET(A7,3,4)
○INDIRECT関数 〜セル参照の文字列を元にセルの値を〜
=INDIRECT(参照文字列,[参照形式])
『指定されたセルの参照先の値を直接返す』
参照形式 TRUE・・・A1形式
FALSE・・R1C1形式
例)
セルB6に"E6"という文字列が書かれている。セルE6には"三角"と記入されている。
入力:=INDIRECT(B6)
結果:三角
○AREAS関数 〜領域数〜
=AREAS(範囲)
『指定した範囲に存在する領域の数を返す』
例)
入力:=AREAS((A4:C17,E4:F7,E10:F15))
結果:3 {A4:C17とE4:F7とE10:F15の3つの領域がある}
○ROW関数 〜行番号〜
=ROW(参照)
『範囲の上端にあるセルの行番号を求める』
○COLUMN関数 〜列番号〜
=COLUMN(参照)
『範囲の左端にあるセルの列番号を求める』
例)
セルA3から何行目か?
=ROW()-ROW($A$3)
セルA3から何列目か?
=COLUMN()-COLUMN($A$3)
○ROWS関数 〜行数〜
=ROWS(範囲)
『指定した範囲の行数を求める』
○COLUMNS関数 〜列数〜
=COLUMNS(範囲)
『指定した範囲の列数を求める』
例)
セルB6からF8の行数は?
=ROW(B6:F8)
セルB6からF8の列数は?
=COLUMN(B6:F8)
○TRANSPOSE関数 〜行列入れ替え〜
=TRANSPOSE(配列)
『範囲の行と列を入れ替える』
*配列数式*
・あらかじめ結果を表示する範囲を指定してから入力します。
・入力の終了には〔Shift〕+〔Ctrl〕+〔Enter〕キーを押す。
・修正時は配列範囲を選択して〔F2〕キーを押して修正し、
終了には〔Shift〕+〔Ctrl〕+〔Enter〕キーを押す。
例)
A2からB6のセル範囲を行と列を入れ替える。
=TRANSPOSE(A2:B6)
○HYPERLINK関数 〜ハイパーリンク〜
=HYPERRINK(リンク先,リンク名)
『リンク先にジャンプするハイパーリンクを作成』
例)
資料1へのリンクを作る
=HYPERLINK("C:\My Documents\kansu.excel","資料1")
メールへのリンクを作る
=HYPERLINK("mailto:@Excelkansujiten@yahooo.co.jp",メールを送る)

○LEN関数 〜文字数〜
=LEN(文字列)
『指定した文字列の文字数を求める』
例)
セルB3「たけやぶやけた」に書かれた文字数は?
入力:=LEN(B3)
結果:7
○LENB関数 〜文字のバイト数〜
=LEN(文字列)
『指定した文字列のバイト数を求める』
全角文字は2バイト、半角文字は1バイト
例)
セルB3「たけやぶやけた」に書かれたバイト数は?
入力:=LENB(B3)
結果:14
○CONCATENATE関数 〜文字の連結〜
=CONCATENATE(文字列1,文字列2,・・・文字列30)
『複数の文字列を連結した文字列を表示』
例)
入力:=CONCATENATE("本日の売り上げは",D3,"円です。")
結果:本日の売り上げは257800円です。
○FIND関数 〜探す〜
=FIND(検索文字,対象文字列[,開始位置])
『対象文字列内で検索文字を探し、先頭から何文字目か?』
開始位置を指定すると、その位置の後のみ検索する(省略可)
例)
セルB3「筑後川」から川の文字が、先頭から何文字目にあるか表示する
入力:=FIND("川",B3)
結果:3
○FINDB関数 〜探す〜
=FIND(検索文字,対象文字列[,開始位置])
『対象文字列内で検索文字を探し、先頭から何バイト目か?』
開始位置を指定すると、その位置の後のみ検索する(省略可)
例)
セルB3「筑後川」から川の文字が、先頭から何文字目にあるか表示する
入力:=FINDB("川",B3)
結果:5
○SEARCH関数 〜文字列の位置(文字数)〜
=SEARCH(検索文字列,対象,「開始位置」)
『検索した文字列が、対象の文字列のなかで先頭から数えて何文字目にあるかを調べる』
○SEARCHB関数 〜文字列の位置(バイト)〜
=SEARCHB(検索文字列,対象,「開始位置」)
『検索した文字列が、対象の文字列のなかで先頭から数えて何バイト目にあるかを調べる』
例)
kはセルA5「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz」に書かれた文字の何文字目か?
入力:=SEARCH("k",A5)
結果:11
○LEFT関数 〜左端から文字の抽出(文字数)〜
=LEFT(文字列,文字数)
『文字列の左端から指定した文字数の文字を取り出す』
○LEFTB関数 〜左端から文字の抽出(バイト数)〜
=LEFTB(文字列,バイト数)
『文字列の左端から指定したバイト数の文字を取り出す』
例)
セルB3「東京都渋谷区道玄坂一丁目」の左から3文字を取り出す
入力:=LEFT(B3,3)
結果:東京都
○MID関数 〜開始位置から文字の抽出(文字数)〜
=MID(文字列,開始位置,文字数)
『文字列の指定した開始位置から指定した文字数の文字を取り出す』
○MIDB関数 〜開始位置から文字の抽出(バイト数)〜
=MID(文字列,開始位置,文字数)
『文字列の指定した開始位置から指定したバイト数の文字を取り出す』
例)
セルB3「東京都渋谷区道玄坂一丁目」の4文字目から3文字を取り出す
入力:=LEFT(B3,4,3)
結果:渋谷区
○RIGHT関数 〜右端から文字の抽出(文字数)〜
=RIGHT(文字列,文字数)
『文字列の指定した右端から指定した文字数の文字を取り出す』
○RIGHTB関数 〜右端から文字の抽出(バイト数)〜
=RIGHT(文字列,文字数)
『文字列の指定した右端から指定したバイト数の文字を取り出す』
例)
セルB3「東京都渋谷区道玄坂一丁目」の右から3文字を取り出す
入力:=LEFT(B3,3)
結果:一丁目
○REPLACE関数 〜文字列を置き換える(文字数)〜
=REPLACE(文字列,開始位置,文字数,置換文字列)
『文字列の中の開始位置から指定した文字数分の文字列を置換文字列と置き換える』
○REPLACEB関数 〜文字列を置き換える(バイト数)〜
=REPLACEB(文字列,開始位置,バイト数,置換文字列)
『文字列の中の開始位置から指定したバイト数分の文字列を置換文字列と置き換える』
例)
セルB3「東京都渋谷区道玄坂一丁目」の右から3文字を取り出す
入力:=REPLACE(B3,7,6,"*****")
結果:東京都渋谷区*****
○SUBSTITUTE関数 〜文字列の一部を置換する〜
=SUBSTITUTE(文字列,検索文字,置換文字[,置換対象])
『文字列内で検索文字を探し、置換文字列に置き換える』
複数見つかった場合、何番目の文字を置換するかを置換対象として数値で指定(省略化)
例)
「今日は雨です」を「今日は晴れです」に変換する
=SUBSTITUTE("今日は雨です","雨","晴れ")
○ASC関数 〜全角→半角〜
=ASC(文字列)
『指定した文字列に含まれる全角文字を半角文字に変換し、その文字列を表示』
例)
入力:=ASC("カタカナ ABC")
結果:カタカナ ABC
○JIS関数 〜半角→全角〜
=JIS(文字列)
『指定した文字列に含まれる半角文字を全角文字に変換し、その文字列を表示』
例)
入力:=JIS("カタカナ ABC")
結果:カタカナ ABC
○UPPER関数 〜大文字に変換〜
=UPPER(文字列)
『文字列に含まれる英字を大文字に変換する』
例)
入力:=UPPER("ABcdef")
結果:ABCDEF
○LOWER関数 〜小文字に変換〜
=UPPER(文字列)
『文字列に含まれる英字を小文字に変換する』
例)
入力:=LOWER("ABcdef")
結果:abcdef
○PROPER関数 〜先頭の文字を大文字に変換〜
=PROPER(文字列)
『文字列に含まれる英字の先頭の文字を大文字に変換する』
例)
入力:=PROPER("abcdef")
結果:Abcdef
○FIXED関数 〜数値を四捨五入して文字列に〜
=FIXED(数値,[桁数],[行区切り])
『数値を指定した桁数で四捨五入し、桁区切り記号(,)と小数点を付けた文字列に変換します』
桁数 正の数(N)・・小数点以下N+1 0・・小数点以下第1位 負の数(-N)・・正の数N位
桁区切り TRUEまたは1・・・桁区切り無し FALSEまたは0または省略・・・桁区切り有り
例)
セルE15(28560)の消費税はいくらか?
入力:=FIXED(E15,0)
結果:1,360
○NUMBERSTRING関数 〜数値を漢数字に〜
=NUMBERSTRING(数値,形式)
『文字列を漢数字を変換する』
形式 1・・(例)百二十三 2・・(例)壱百弐拾三 3・・(例)一二三
例)
入力:=NUMBERSTRING(123,1)
結果:百二十三
○ROMAN関数 〜数値をローマ数字の文字列に〜
=ROMAN(数値)
『数値をローマ数字で表記した文字列に変換する』
例)
入力:=NUMBERSTRING(9)
結果:\
○VALUE関数 〜文字列を数値に〜
=VALUE(文字列)
『文字列で書かれた数字や日付などを数値に変換する』
例)
入力:=VALUE("60%")
結果:0.6
○CODE関数 〜文字列を文字コードに〜
=CODE(文字列)
『文字列の先頭文字のコードを調べ、10進数の数値に変換する』
例)
入力:=CODE("A")
結果:65
○CHAR関数 〜コード番号に該当する文字〜
=CHAR(コード番号)
『指定したコード番号に該当する文字を求める』
コード番号にはASCIIコード
例)
セルA3の文字列のスペースを改行に入れかえる
= SUBTITUTE(A3,"",CHAR(10))
○T関数 〜文字列を返す〜
=T(値)
『値が文字列のときのみ文字列を返す。文字列以外は空白。』
例)
セルB3[http://googe.co.jp]のハイパーリンクの表示文字列を取り出す
入力:=T(B3)
結果:http://googe.co.jp
○EXACT関数 〜文字列の比較〜
=EXACT(文字列1,文字列2)
『2つの文字列を比較して、等しければTRUE、異なっていればFALSE』
例)
入力:=EXACT(A6,B6)
結果:TURE
○REPT関数 〜文字列を繰り返す〜
=REPT(文字列,繰り返し回数)
『指定した文字列を繰り返し数だけ繰り返し表示する』
例)
セルB3「37」に記された点数に対応した☆を表示
入力:=REPT("☆",B3/10)
結果:☆☆☆

○演算子の種類
演算子 | 意味 | 使用例 | 説明 |
算術演算 | |||
+ (プラス) | 加算 | A1+B1 | A1の内容とB1の内容が足される |
- (マイナス) | 減算 | A1-B1 | A1の内容とB1の内容が引かれる |
* (アスタリスク) | 乗算 | A1*B1 | A1の内容にB1の内容が掛けられる |
/ (スラッシュ) | 除算 | A1/B1 | A1の内容がB1の内容で割られる |
^ (キャレット) | べき乗 | A1^2 | A1の内容が2乗される |
% (パーセント) | パーセント | A1*60% | A1の内容に60%(0.6)が掛けられる |
比較演算子 | |||
= | 等しい | A1=B1 | A1の内容とB1の内容が等しければTRUE、そうでなければFALSE |
<> | 等しくない | A1<>B1 | A1の内容とB1の内容が等しくなければTRUE、そうでなければFALSE |
> | より大きい | A1>B1 | A1の内容がB1の内容より大きければTRUE、そうでなければFALSE |
< | より小さい | A1<B1 | A1の内容がB1の内容より小さければTRUE、そうでなければFALSE |
>= | 以上 | A1>=B1 | A1の内容がB1の内容以上であればTRUE、そうでなければFALSE |
<= | 以下 | A1<=B1 | A1の内容がB1の内容以下であればTRUE、そうでなければFALSE |
文字列演算子 | |||
& (アンパサンド) | 連結 | "¥"&A1 | A1 |
参照演算子 | |||
, (カンマ) | セルの複数指定 | A1,B3,C2 | A1とB3とC2のセル |
: (コロン) | セルの範囲 | A1:B10 | A1とB10の間にあるすべてのセル |
(半角空白) | セルの共通部分 | A1:B4 B2:C5 | A1とB4の間にあるセルとB2とC5の間にあるせるで互いに重複する部分。つまりB2〜B4 |
○ワイルドカード
*(アスタリスク) | 使い方例) *山* | 検索される例) 山、富士山、山田 |
記号と同じ位置にある0文字以上の任意の文字 | ||
?(疑問符) | 使い方例)??山 | 検索される例)富士山 |
記号と同じ位置にある任意の一文字 | ||
~(チルダ) | 使い方例)~*注 | 検索される例)*注 |
「*」「?」「~」を含む文字列を検索する場合 |